ボランティアの方向けに車いす介助の研修会を開催しました
10月17日(日)に市川市社会福祉協議会様よりご依頼を受け、ボランティアさん向けに車いす介助に関する講義を行ってきました。
今回講師を務めたのはこのトリオ(笑)
当日はあいにくの雨で予定していた屋外での車いす体験は出来ませんでしたが、開催場所の全日警ホール館内を使って、参加者の方には様々な体験をしていただきました。
介助を行う上で、「安全」を確保することは第一ですが、「安心」できる介助を提供するには車いすユーザーの視点に立った体験を通して、ユーザーの感じる不安や苦痛、不便さに気づくことがとても大切になります。
例えば段差の昇降介助では、車いすを後方に傾けて前輪をあげて段差を上がりますが、これを介助されてみると車いすを後方に傾けられることに思っている以上に恐怖感を感じます。また、トイレでは戸の形状により車いすでの出入りのしやすさは大きく変わります。参加者からのご意見で挙がったのは多目的トイレによく見られる開閉ボタンの存在の有難さ!(確かにこれは体験しないと気づけないですよね!)このように自分で車いすをこいだり、介助される体験をすることで介助する側では気づかなかった視点に気づかされます。
講師として参加した私たちも改めて、リハビリ専門職として利用者様の視点にたって考えることの大切さを再確認でき、貴重な機会となりました。