地域ケア個別会議とは?
地域包括ケアシステムの実現に向けたツールであり、以下➀~③を目的としています。
➀多職種の第3者による専門的視点を交えて、ケママネジメントの質の向上
②個別ケースの課題分析等を積み重ねて、地域課題を発見
③地域に必要な資源開発や地域づくり、さらには介護保険事業計画への反映などの政策形成
地域ケア会議は「地域ケア個別会議」「地域ケア推進会議」に大別されます。
市川市では介護福祉課の主催で毎年、東西南北4つの圏域ごとに自立支援の地域ケア個別会議が開催されていて、各会議には市川市リハビリテーション協議会会員よりPT/OT/STが1名ずつが参加しています。
別に地域包括支援センター(市川市の場合、高齢者サポートセンター)が開催している地域ケア個別会議もあります。また「地域ケア推進会議」に当協議会から委員を推薦し、行政や他団体と一緒に地域課題の解決に向けて取り組んでいます。
開催当日までの流れ
➀市川市リハビリテーション協議会会員より会議参加者を推薦
②介護福祉課より参加者へ連絡があり、開催日程を調整
③会議1週間前に事例についての資料が送られてくる(資料は当日回収)
④会議当日までに、資料を事前に読んで、準備をしておく
開催当日の流れ
➀担当ケアマネージャーからケアプランの説明
②サービス事業者から状況や支援方針の説明
③会議参加者の質疑
④意見交換
⑤まとめ
リハビリ専門職に求められる役割について
➀専門性に基づいた課題分析と予後予測を行うこと
・生活機能障害を引き起こす要因を評価する
・ICF等を用いて評価結果をわかりやすく伝える
・疾患を踏まえた生活行為の改善の見通しとリスクを示す
②対象者の有する能力を最大限に引き出すための支援を提案すること
マニュアル・研修会について
地域ケア個別会議について、より多くのリハビリ専門職の方が参加できるようにマニュアルを作成し、研修会等で使用しています。研修会については決まり次第、HPや公式LINEにて連絡していきます。